2021-05-13 第204回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
御指摘のように、米国では、この春先以降、ワクチン接種が進んだということや積極的な財政運営などから、需要の回復テンポが早まっております。こうした下で、半導体などの不足や労働市場のボトルネックを受けて、インフレ圧力が強まるリスクがあるという声も聞かれております。
御指摘のように、米国では、この春先以降、ワクチン接種が進んだということや積極的な財政運営などから、需要の回復テンポが早まっております。こうした下で、半導体などの不足や労働市場のボトルネックを受けて、インフレ圧力が強まるリスクがあるという声も聞かれております。
また、個人消費の回復テンポもおくれが見られるなど、地方によってはいまだに厳しい経済環境にあります。このために、引き続き機動的な財政運営が必要であるとの声も強く、名目GDP六百兆円を目指す新第一の矢への期待も大きいものがあると認識しております。
実際、この四月に行われました支店長会議では、三地域、特に北陸、東海、近畿ですが、回復テンポの高まりということから景気判断を引き上げるという報告があるなど、景気回復の好影響が地域的な広がりを持って波及してきているという印象を持っております。
そういったことで、日本経済全体としては良い方向に向かっておる、好循環のメカニズムが働いているというふうに思いますが、御指摘のように日本の各地域ではどうかということになりますと、今月行われた支店長会議での報告によりますと、確かに景気は緩やかな回復基調にあるという評価でありますし、その中でも、特に北陸、東海、近畿の三地域では回復テンポが高まって景気判断を引き上げるという報告もございました。
日本銀行では、今後、米国を始めとした先進国経済の回復テンポは増していくというふうに見てございます。そして、その好影響は次第に新興国経済にも及んでいくと考えてございます。今後とも、私ども、国際金融資本市場やあるいは世界経済の動向、そしてこれらが日本経済に与える影響というのを注意深く見ていきたいというふうに考えてございます。
現在の状況に即して申し上げますと、景気は確かに緩やかに回復をしておりまして、先行きにつきましても、当面景気が後戻りしてくる心配はない、これは非常に歓迎すべきことだと思っておりますが、ただ、回復テンポは、まだ過剰債務など構造的な問題が多々残っておりますもとで、緩やかなものにとどまる可能性が強いと私ども判断しております。
その中で、今の景気の回復テンポというか、まだまだ景気が低迷する中では、今後さらに金利がどんどん上がっていってしまうというふうには私個人としては思っておりませんが、まず、財務大臣のお考えをお伺いしたいと思います。
○参考人(藤原作彌君) 済みません、金融調節とか技術的なことを中心に申し上げましたけれども、もうちょっとマクロ的に申し上げますと、日本経済の状況を見ますと、昨年末以来、御承知のとおり海外経済の急激な減速等の影響から見まして景気回復テンポが鈍化してきまして、総裁が先ほど申し上げましたように、このところ足踏み状態を続けているような状況になっております。
我が国経済は、昨年末以降、内外の予想を上回る米国経済の急激、急速な落ち込みを背景にしまして回復テンポが鈍化し始め、このところも足踏み状態が続いておるわけでございます。また、先行きにつきましても、ここしばらくの間、停滞色の強い展開を続けざるを得ないと予想されます。
また、現実に日本経済の回復テンポが鈍化し始めましたのは昨年末以降でありまして、生産やGDPの動き等を見ましても、年内は我が国経済の緩やかな回復基調が維持されたというふうに考えられます。 昨年末以降、景気回復のテンポが鈍化した最大の要因は、やはり米国経済の急激な落ち込みであったと思います。
また、現実に、日本経済の回復テンポが鈍化し始めましたのは昨年末以降でございまして、生産やGDPの動きなどを見ましても、年内は、我が国経済の緩やかな回復基調が維持されてきたと考えております。 昨年末以降、景気回復テンポが鈍化した最大の要因は、やはり米国経済の急激な落ち込みであったと思います。
こういうことで景気回復テンポが鈍化しておりますし、このところ景気は足踏み状態と言った方がいいかと思います。それに加えて物価が弱含みの動きを続けておりまして、今後、需要の弱さを反映した物価低下圧力が強まってくる懸念も感じられます。 顧みますと、我が国は過去十年、金融、財政の両面から大規模な政策対応をとってきたと思います。
しかし、昨年の末以降、内外の予想を上回る米国経済の急落、急激な落ち込みが起こって、それを背景にして景気回復テンポが鈍化し始めたと思います。このところそれがずっと足踏み状態で続いているというのが現状だと思います。また、先行きにつきましても、ここしばらくの間は停滞色の強い展開が続くんじゃないかというふうに予想されます。
また、先月二月、海外経済の急速な減速が起こりまして、また内外の資本市場が下がっていくという動きが出てまいりまして、これらを受けて景気回復テンポの鈍化が始まるというようなことで、政策金利であるコールレートの誘導水準というものを、それと公定歩合の引き下げも含めまして行いました。
ごく最近につきましては、景気回復テンポが一段と鈍化しておりますだけに、物価動向についてはこれまで以上に入念に点検してまいりたいというふうに思っております。 金融政策をどうするのかという御質問でございますが、日本銀行としてはこれまでかなり思い切った金融緩和策をとってきております。
ただ、ここに来て景気回復テンポが一段と鈍化して、今後需要の弱さを反映して物価低下圧力が再び強まる懸念もありますだけに、経済・物価情勢につきましてはこれまで以上に入念に点検してまいりたいと思います。 物価が引き続き下がったといいますのは九〇年代に、今回を含めて三回ぐらいございますので、その点は物価が下がったからどうということではないと思います。
ところが、昨年末以降、景気の回復テンポが鈍化し始めまして、これはゼロ金利政策の解除がマイナスに作用したんではなくて、やはり米国経済が大方の予想を上回って急激にスローダウンしてきた、これが大きく影響したものと思います。
ただ、ここに来まして景気回復テンポが一段と鈍化して、今後、需要の弱さを反映した物価低下が起こってくるといったような懸念もありますだけに、物価動向につきましてはこれまで以上に入念に点検してまいりたいと考えております。今がデフレ懸念への、デフレスパイラルへの状況に入りつつあるというようなことではございません。
昨年の八月、ゼロ金利を解除したころに比べますと、以上のように、海外経済の減速、それから株価の下落、この二つの影響から景気の回復テンポが鈍化してきているように思い、先行きの不透明感も強まってきているというふうに判断しております。
先ほどもお答えしたんですが、それ以降の数字を見ておりますと、輸出の減少傾向、それからそれに伴って生産の足踏み状態、それから設備投資の先行きについて懸念が出始めている、それから株価が低迷しているといったようなことを踏まえますと、景気の回復テンポは一段と鈍化しているように思えましたし、先行きの不透明感が、これは株価にしても、アメリカのこれからの動向にしても、金融機関の不良資産の償却をどれぐらいのスピード
これによって景気の回復テンポが鈍化してきておりますし、先行きの不透明感も強まってきているように思います。 この間、物価の方を見ますと、やはり弱含みの動きが続いております。今後、需要の弱さを反映した物価低下圧力が再び強まる懸念があることに留意をする必要があると思っております。 こうした状況のもとで、経済、物価情勢につきましては、これまで以上に入念に点検してまいりたいと思っております。
その後、公表された経済指標を見ますと、やはり輸出の減少傾向がはっきりしてきておりますし、生産の足踏み状態といったような数字も出てきましたし、設備投資の先行きについてもやや懸念される材料が出始めているように思いましたし、金融・資本市場、すなわち株価の低迷といったようなこともありまして、これらを踏まえて、景気の回復テンポは一段と鈍化している、先行き不透明感も強まっている、物価の方もやや弱含みで進んでいるといったようなことで
ただ、ここに来て景気回復テンポが一段と鈍化して、今後、需要の弱さを反映した物価低下圧力が再び強まる懸念もあると思われますので、物価動向につきましてはこれまで以上に入念に点検してまいりたいというふうに考えております。
現在の経済情勢につきまして、日本銀行の判断を申し上げますと、確かに景気の回復テンポは鈍化しております。景気に対する下振れの方向のリスクが高いということは確かであると思っております。民間需要主導で緩やかな景気回復を私どもが支援していくということが今やるべきことだというふうに考えております。
ただし、日本経済は、ゼロ金利政策という極端な政策はさすがに必要としなくなったとは申せ、なお景気の回復テンポは緩やかなものにとどまっております。このために、日本銀行としては、引き続き金融緩和スタンスを継続して景気回復を支援していく方針でおります。
また、中小企業の景状感は、昨年後半の厳しい状況から改善しているものの、依然景気は悪いとする中小企業の方が、いいとする企業よりも多く、景状感の回復テンポは比較的緩やかなものにとどまっています。 今後の経済運営に当たっては、公需から民需への円滑なバトンタッチが行われ、遅滞なく民需主導の本格的な回復軌道に乗せることが喫緊の課題であります。